自由 freedom 2004 2 5
自由。
これは、多くの人にとって、「心地よい言葉」に思える。
しかし、忘れてはいけない。
自由には、必ず、責任がついてくる。
責任のない自由は、ない。
これは、自由主義社会のルールです。
どんな結果が出ても、それは、自分の責任です。
しかし、愚かな者は、不幸な結果が出ると、
政府に助けを求める。
行動は、自由主義社会のルールを適用し、
結果は、社会主義社会のルールを求める。
このような者たちが多くなると、国家は傾いていく。
今の日本には、このような国民や企業が多いでしょう。
当然、自由主義社会の一員である投資家にも、
このルールは、当てはまる。
昨日、ハイテク銘柄の株価について書いたが(下記)、
多くの投資家は、株価が、25日移動平均線から大きく「かい離」しても、
それでも、株を買っていた。
これに対し、警告する者も多かった。
25日移動平均線から大きく「かい離」している。
短期的な調整が必要だ。
そういう声が多かった。
それでも、多くの投資家は、
「そんなことは、わかっているけれど、自分の好きにさせてほしい」
そういう反応だった。
投資家にとって、「責任」とは、
「高値で買った株をどうするか」という責任になる。
自由は、重要な価値です。
しかし、自由を唱える者のなかには、誤っている者もいます。
自由には、必ず、責任が伴います。
責任のない自由はありません。
自由に行動した結果、
どのような結果が出ても、その人の責任です。
「どんな結果が出ても、その結果を受け入れる。」
これが、「自由の原則」です。
ここを、「巧妙に隠して」、自由を唱える者がいるのです。
こういう者に、だまされてはいけません。
自由を強く唱える者がいたら、
そこを十分に注意して、観察すべきです。
自由を唱える者には、二種類いるのです。
ここにも、善と悪の攻防があるのです。
「三角形の山」
6701NECの日足チャートを見ると、
三角形の山ができそうです。
落ち着くところは、山のすそ野でしょうか。
そうすると、山の始点は、12月22日の743円ですので、
そこまで行く可能性があります。
そうなると、まるで、登山のようです。
12月下旬に登り始めて、1月22日に山頂に達し、今は下山の最中でしょうか。
これを見て、
12月下旬から1月22日まで、一本調子に登りすぎたという意見も聞かれます。
確かに、NECの日足チャートを見ると、上昇過程では、
押し目らしい「押し目」は、なかったように見えます。
「冬休みラリー」は終了と言うことでしょうか。
このような視点で見ると、
多くのハイテク銘柄が、「冬休みラリー」となっていました。
なぜならば、多くのハイテク銘柄の山頂は、1月22日前後に集中しています。
この付近で買った投資家が多いでしょうから、
これが、「しこり」となって、残るでしょう。
しかし、このような事態は、日足チャートを見れば、
十分、予測できたことです。
「25日移動平均線」から大きく、かい離していました。